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こんにちは、ミニマネーmikaです。プランしないFPとして活動しています。
FP2級と日商簿記2級は知名度もあり、チャレンジする方が非常に多い資格です。
「どっちの方が取りやすいの?」
「就職で有利なのは?」
疑問に対し、両方の資格を持っている私の事例を交え解説します。
筆者は、FP2級 / 日商簿記2級 / 宅建士 / 賃貸不動産経営管理士を独学で取得
- FP2級と日商簿記2級の違い
- 資格保有者の就活事情
- ママが活かせるのはFP2級
どちらもお金に関する資格で、家計管理に生かされるので女性にオススメです。
ぜひ最後までご覧ください!
FPと簿記でママが活かせる事
一言で表すと
- FP・・・・ルールを攻略する資格
- 簿記・・・テクニックを攻略する資格
スポーツでイメージすると分かりやすいですが、例えばゴルフ。
私はゴルフの知識が全くありませんし、点数の数え方もわかりません。どんな道具を使うのか、何人でやるのかも全くわかりません。
もし、ド素人がゴルフを1から学ぶとすると、
「どうすれば点数が入るのか、入る数が大事か、それとも遠くから入ればいいのか」などルールが学べるのがFPで、対して簿記は「上手なパターの握り方、道具選び」などテクニックが学べます。
お金という大きなテーマですが、FPだと社会の仕組み(自分では変えられないこと)が学べ、
簿記は家計簿の付け方(自分で変えられること)が学べるのです。
ルール(変えられない)とテクニック(変えられる)の視点は重要です
ワイ、球飛ばせるけどルール知らん
一般的にはFPが個人向け、簿記が企業向けと言われる資格ですが、当記事ではママ目線で解説しています
ファイナンシャルアカデミー「お金の教養講座」FPとは
FPには年金や保険、資産運用、税制、住宅ローン、相続など、幅広い専門知識が求められます。そこで、「くらしとお金」に関する様々な専門知識を有していることを証明するのがFP資格です。
FP資格について 日本FP協会
試験範囲は以下の通り
- 家計管理
- 税制
- 不動産
- 住宅ローン
- 保険
- 教育資金
- 年金・社会保険制度
- 相続・贈与etc…
身近な事を例に挙げると、
「扶養控除を受けるにはいくらまで働ける?」
「住宅ローン組みたいけど不安だ」
「医療費控除ってなに?」
と日本における、お金のルールを知ることができます。
簿記とは
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
日本商工会議所
要するに簿記とは、会社の帳簿を作成するスキルになります。
- 経営成績
- 財政状況
経営成績は「〇〇○円売上」や「利益〇〇○円」など事業に対しての数字になり、一方財政状況は、会社の資産と負債を整理し、会社に金銭的余裕があるか、ないかを判断しす。
最終的には「貸借対照表」や「損益計算書」を作成し、この表を見るだけで会社の経営成績や財政状況が判断できるようになるのです。
簿記なしに会社は成り立たない
先ほど、ゴルフの例でテクニックだとお話ししましたが、簿記は会社の経営帳簿を完成させるスキルになります。なので自分がどうこうする事はできません。(自分では変えられない)
しかし簿記を勉強する事で、支出や収入などご自身の金銭感覚が研ぎ澄まされるのです。(自分で変えられる)
簿記は会社の家計簿と表現されたりします
FPと簿記の大きな違い
ズバリ、
- FP・・・・・国家資格
- 簿記・・・・公的資格
「国家資格」のインパクトは大きのではないでしょうか⁉︎
国家資格の代表格だと弁護士や税理士、医師など、「難しそう」「信用がある」など、なんとなく凄そうなイメージ
筆者が持っている宅建士、賃貸不動産経営管理士も国家資格です
しかし、国家資格の数は300近くあるので、実はそう珍しいものではありませんが、
響きは間違いなく良いです!
FP技能士は国家資格ですがAFPとCFPは民間試験
とは言え、大きな違いはこれだけです。
ですので、さらに深掘りしてご説明します。
FP2級と簿記2級を比較しよう
具体的にFP2級と簿記2級を比べてみましょう。
サクサク進めていきますよ〜!
人気があるのはどっち?
令和5年、最新の年間受験者数はこんな感じ
- FP2級 ・・・約9万人
- 日商簿記2級・・・約18万人
日商簿記が2倍の差をつけ、多くの方が受験している事がわかります。
これには理由があり、商業高校や、大学などで積極的に受験する機会があるから。資格に受かれば成績にダイレクトに反映されますので、人気があるのも納得です。
筆者も、高校3年生の時に2級を取得しました。簿記に興味があったわけでなく、いい成績が欲しかったからです。あとは商業高校で2級は一目置かれるので、そんな理由です。
面白いのが、
簿記って高校生でも楽しめるんです。
バイトを始めたり、洋服買いたい、カラオケ行きたいと、お金が一番身近になる年齢なので。
これは女性(ママ)にも言える事で
「会社経営なんて興味ないわ」という方でも大丈夫です!
漫画感覚で読める
初めて勉強する方はまずは3級から挑戦して下さい。
簿記はパズルのように、一定の理解力があればスラスラ解けるのでさらっと知識を入れましょう。
筆者オススメ
30代の頃、改めて簿記2級の勉強をしましたが、(その後宅建士を知り辞めました)
この参考書めちゃくちゃわかりやすくお勧めです。
ハードルが低いのはどっち?
- FP2級・・・・・要件厳しい
- 簿記2級・・・・誰でもOK
これは断然簿記です。いきなり2級を受けるのは学習面でのハードルはありますが、要件に縛りがないので誰でも受験OK、ハードルが低いです。
対して、FPは2級受験になるとまぁハードルがあります。
次の中より、1つ以上クリアする事が条件です。
- FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
- 3級FP技能検定の合格者
- FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
「なんじゃこれは!」といった条件ですが、この中でハードルが低いのは②と③にあたります。
②はFP3級を合格した人、
③はFP業務に関係のある仕事に就いている方、になります。
③のFP業務に関係ある仕事は幅が広く、銀行、保険、税理士などはじめ、不動産会社も対象です。
筆者は不動産会社で要件を満たし、受験する事ができました。
正直、この要件は曖昧です。なので会社で経理をやっている人や、自分は無関係だけど、他の部署が関係ある業務をやっていれば通ります。
勤務年数も、、、だいたいでOKです!
ちょっとカジってたら申し込みしてみ、すぐ通るで
申し込みの際、会社名と部署など記載する欄がありますが、ここを埋めるだけ。
何かを提出したり、厳密に調べたりされないので、申し込みが通れば問題なく試験が受けれます。
金銭的に受けやすいのはどっち?
受験料はけっこう変わります。
- FP2級・・・・11,700円
- 簿記2級・・・ 4,725円 or 5,270円
※簿記はネット試験だと高くなります
なんと、FPは簿記の約2倍の金額!
理由は、学科5,700円/実技6,000円と2つの試験があるから。
「2つも試験あるなんて聞いてないよ〜!」
との声が聞こえてきそうですが、はいその通りです。
FPは2つの試験に合格しなければ、資格を手にいれる事は出来ないのです。
試験時間 | ネット試験 | |
FP2級 | 学科 120分/実技 90分 | なし |
簿記2級 | 90分 | あり |
ご覧の通り、FPは学科と実技の試験があります。
しかし、どちらか一方合格すれば次の試験では免除できますよ。
受かりやすいのはどっち?
合格率は以下の通り
- FP2級・・・・30%〜60%
- 簿記2級・・・20%
ここではFPが受かりやすいと言えます。
要件が多かったり、試験が2つあったりと、この流れだと合格もハードル高そうですが意外ですよね。
筆者も断言しますが、簿記2級は難しいです。
帳簿を作成していくので、「ここはわかるけどこればどうだっけ?」が通用しません。
一箇所間違うとパズルのようにズレが生じてくるので、どんどん失点していきます。
表を完成させるよう、問題が続いているんです
FPの実技でも計算問題が出てきますが、簿記に比べるとかなり優しいです。
イメージ的にFP(女性脳)、簿記(男性脳)と領域が別モノ
時間がかからないのはどっち?
合格に必要とされる勉強時間を見ていきましょう
- FP2級 ・・・150時間〜300時間
- 簿記2級・・・200時間〜400時間
簿記はFPに比べプラス、100時間くらいかかります。
コスパが良いのはFPです
ちなみに、筆者はこの2冊で合格しました。
最新の問題集
最新の予想模試
参考書を使わないので、最小限で合格する事ができました。
詳しい勉強法方はぜひブログをご覧ください。
で、就職に有利なのはどっち?
ズバリ、
どっちもとっちです!
こればっかりは、どんな仕事に就くかによって変わります。なのでとりあえず資格取っとくか、なら危険。
踏み込んだお話をすると、新卒や20代なら簿記2級が有利だと思います。
理由は、簿記2級の資格を活かせるポジションに就くには、ある程度将来性を見込まないといけないからです。
なので、ママ世代で再就職、未経験で資格だけ持っていても正直厳しいのが現実。
筆者は大手ディスカウンストア ドン・◯ホーテで、経理の求人に応募しましたが、
最低5年は働いてくれますか?と言われ固まった経験があります。一応「・・・はい!」と返事しましたが、見透かされていたかも知れません。
無事、事務職で採用が決まったのですが、すぐにレジ担当に移動になりました。(レジ人気ないからねぇ)
2日で辞めました(笑)
ワテの簿記2級が無駄になるやん
元々実務経験がある方なら、簿記2級が有利に働くと思いますが資格だけでは弱いです。
また簿記2級は、市場に溢れている資格とも言えます。
受験者数が多い&ハードルが低い=取得者が多いのはデータとしても出ています。
募集をかける会社も見なれている為、これだけではインパクトに欠けるのです。
ママにはFP2級が有利
FP2級は意外にもニーズが高く、しかもママである事が有利に働く職種が多いです。
代表的なものが保険や金融系、筆者が働いている不動産系もFPは重宝されます。
なぜママ(女性)が良いかというと、これらの職種は人生や家族に関わる事が多く、特にお子さんが生まれてからお金につて相談する方を対応する事が多いからです。
簿記と違い、FPは実際にお客様を対応する事が多く、
共感力の高い女性、リアルなお話ができるママが有利に働く職種だと言えます。
筆者は宅建士として不動産会社で働いていますが、FPの知識が生かされる事が多く、資格がある事で信頼に繋がっています。
住宅ローンや相続、固定資産税などFP資格は欠かせません
FPと宅建の試験範囲はかぶるんやで〜
他にも税理士事務所や法律事務所、共済など、お金や法律に関係する職種だとFP知識がある人が重宝されます。
知識がありお客様対応ができると言う点で、ママでも十分に活かせると言えます!
FP2級がママにお勧めな理由
- 余計な保険に入らなくて済む
- 税金に強くなる
- リアルに家計が助かる
まず、保険ですが人は不安だから保険に入るんです。要するにお金に関して無知だから。
全ての保険が悪い、とは言いませんが知らないがゆえ色々入ってしまう傾向があります。
税金に関しても、さまざまなルールがありルール通り行えば節税する事も可能です。
余計なお金を使わないのはもちろん、「還付金」や「助成金」など申請すればもらえるお金もあるので、しっかり申請すれば家計が助かる事は間違いありません。
あと、ブログかYouTubeか何かで見ましたが、
「FPは義務教育に入れるべき」
どなたがが力説していまたが、この意見に私も賛成で、
大人でさせ、「これ早く教えてよ〜!!」と勉強をしながら思ったものです。
ママがお金に強くないと、「奨学金」や「クレジットカード」など無知が言えに、将来お子さんが後悔する事になるかもしれません。
以上の理由から、
ママにはFP2級がお勧めです!
個人的に、国語、数学、理科、社会、英語、と並ぶくらいFPの知識は必須だと思ってます
まとめ
- 簿記より勉強時間が短くかつ、受かりやすい
- ママが活かせる就職先が多い
- 日常的に知識が活かせる
FPと簿記、似てるようで全く別物の資格になります。
それゆえ優劣はつけにくですが、今回はママ目線で解説しました。
可能であれば、続けて簿記の資格もとるといいですよ。簿記は簿記で家計簿管理(数字)に強くなりますからね。
FPか簿記かで悩まれている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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