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こんにちは、ミニマネーmikaです。プランしないFPとして活動しています。
仕事も子育ても諦めたくないママにとって、キャリア復帰のために資格取得を考えている方も多いのではないでしょうか。
かくゆう私もその1人で
4年前に宅建の資格を取得しましたが、高卒、未経験、勉強全くしなかった人間でも合格する事ができました。
諦めない心があれば必ず合格できますので、ぜひ最後までお読みください^^
勉強を始める手前の内容になってます。独学初心者の土台づくりにしてください
- 2回目で合格しましたが1回目不合格から得た教訓
- 大事なのは記憶の定着であって勉強時間ではない
- 模試を受けずにぶっつけ本番した話(赤ちゃんいたら無理..)
宅地建物取引士は国家資格であり、かつ知名度もあります。きちんと勉強すれば学力に自信のない方でも必ず合格できる資格なのでおすすめですよ〜!
宅建士合格率15%〜17%を読み解く
実施年度 | 申込者数(名) | 受験者数(名) | 合格者数(名) | 合格率 | |
---|---|---|---|---|---|
宅地建物取引士試験 | 令和5年度 | 289,096 | 233,276 | 40,025 | 17.2% |
令和4年度 | 283,856 | 226,048 | 38,525 | 17.0% | |
令和3年度[12月] | 39,814 | 24,965 | 3,892 | 15.6% | |
令和3年度[10月] | 256,704 | 209,749 | 37,579 | 17.9% | |
令和2年度[12月] | 55,121 | 35,261 | 4,610 | 13.1% | |
令和2年度[10月] | 204,163 | 168,989 | 29,728 | 17.6% | |
令和元年度 | 276,019 | 220,797 | 37,481 | 17.0% | |
平成30年度 | 265,444 | 213,993 | 33,360 | 15.6% | |
平成29年度 | 258,511 | 209,354 | 32,644 | 15.6% | |
平成28年度 | 245,742 | 198,463 | 30,589 | 15.4% | |
平成27年度 | 243,199 | 194,926 | 30,028 | 15.4% |
「国家資格」「合格率15%」と聞くと難関試験のように感じますが、受験背景を考えると一概に難しい試験とはいえないです。
100人受けたら15人しか受からんって、そりゃ難しいやろ
尻込みすると受かるのも受からなくなるからよーく調べよ
受験資格に制限がなく誰でも受験できる
ほとんどの国家資格の受験には、年齢、学歴、実務経験といった受験資格の制限がありますが、宅建は誰でも受験が可能で、日本国籍以外でも可能なのでかなり窓口が広い国家資格です。
最年少合格者は12歳、最年長では90歳!
びっくりなのは最年少合格者だと12歳の小学生の男の子、しかも2回目の挑戦だそう。そして最年長だと90歳の男性、こちらは80歳から10回目のチャレンジとの事。12歳も90歳も諦めない心に胸が熱くなります。
どんな人にもチャンスがあるんだと勇気になります
高卒とか赤ちゃんがいるとか、小さなことや
80歳で起業した女性の存在に夢が膨らむ
2009年に79歳で合格した女性がいるのですが、すごいのが翌年80歳で不動産屋さんを開業されています。80歳にして起業するバイタリティーにも驚きですが、創業5年で年商5億円を達成。
テレビにも取り上げられた不動産屋さんで、リアルタイムで私も見た記憶があります。その時は宅建士になろうとは思ってもいなかったので、このエピソードが印象的で覚えています。漠然と老後の不安があったので「こんな老後もあるんだ」と衝撃を受けました。
いざ宅建を取得してみると、せっかく得た知識を生かしてみたいと思うようになりました。履歴書を書いてはみたものの、実務経験ゼロで歳ばかりとっている社会人1年生を雇ってくれる会社なんて、どこにもないことに気が付いたんです(笑)。ならば自分で会社を起こせばいいと、和田京子不動産を作りました。
とらばーゆ
妊娠中でしたが「20年後子育てが落ち着いたら自分には何が残るのか」とかなり先の事ですが不安でした。30代後半とはいえ今が一番若い、ならば本気で集中して資格取得を取ろうと覚悟が決まった瞬間です。
宅建は誰にでもチャンスがある国家資格
前置きが長くなりましたが、宅建は誰にでも合格のチャンスがある資格です。
合格率が15%と一見難しく感じますが、窓口が広いのでレベルにばらつきがあります。宅建あるあるなのが、不動産会社へ入社すると宅建士を持っていない人はとりあえず受験する流れになるので、まだ本格的に勉強に取り組んでいない人も多く存在します。
15%は「ちゃんと勉強していないと受からないレベル」だと思っていいでしょう
宅建1回目不合格2回目合格のエピソード
ざっと私のエピソードをお話しして、1回目と2回目の勉強方法の違いについて解説します。
2019年、当時はコロナ禍真っ只中で妊娠中だったこともあり身体を優先して専業主婦になりました。この機会になにか国家資格を取ろうと試行錯誤して選んだのが宅建士。
家にいる事になったタイミングで保護犬を預かるボランティアをはじめ、犬の世話や家事以外の3時間は毎日勉強にあてていました。
出産1ヶ月前には保護犬のボランティアは辞めました。その後息子を出産して、はじめての子育てで2週間くらいは勉強できなかったんですが、その後生後1ヶ月の息子のお世話をしながら勉強再開。
どうにか合格できるか…?くらい真面目には勉強していました。
…が、試験の2週間前に主人の職場でコロナのクラスターが発生し、主人が濃厚接触者だという事で私と生後2ヶ月の息子は祖母のお家で過ごす事になりました。そこでリズムが完全に狂ってしまい、試験直前で全く勉強できない事態に。
出産からコロナとハプニングもありつつ1回目は不合格という結果でした。
しかし、トラブルがなかったとしても初めての受験の勉強法では受からなかったと思います。
義務教育で教わった勉強法はNG
いざ資格を取ろうと一番最初にはじめた勉強法は、記憶を辿り学生の時のようなやり方です。
- 参考書をしっかり読み、それをノートにまとめる
- YouTubeを見て新しい情報をまたノートにまとめる
- 意味を理解してから最後に問題を解く
授業を聞いてノートをまとめ、中間テストに臨む義務教育のイメージ
【NGパターン】インプット8割:アウトプット2割
一見良さそうですが、インプットは実力に繋がりません。そして最初の段階でノートをしっかり書くのもNG。わからない事が多すぎて隅々までノートに書こうとするからです。ノートにまとめるのは全体像が把握できた後半がベスト。
『毎日しっかり勉強しているはずなのに、いざ問題集をやると全く意味がわからない』
イメージと実力がかけ離れていて、この勉強法はきっと間違えていると確信していました。
コスパ悪っ!てなりました
切ない点数に悲しくなる
宅建まずは作戦を練る、最優先はなにか
2回目受験するにあたり、
まずは1回目の勉強法で何が悪かったかを考えました。
計画的にコツコツやる事は得意な方なのでそれは問題として、であればなんで点数がとれないんだろうと考えた結果、覚えていないから点数がとれないんだ!という事に気がつきました。
ならば、記憶力を上げる勉強法をしようと作戦を練る事に
記憶力を上げるにはアウトプットが重要
YouTubeやネット検索した結果、アウトプットがなにより重要。という事がわかり、
「えーーーめっっちゃ逆やってたやん!!」ってなりました。
私がやっていたのはインプット8割:アウトプット2割…(ダメっす)
おすすめは大量記憶法の棚田行政書士
宅建、行政書士など9つの資格を働きながら独学で取得した棚田健太郎さん。
働きながら資格取得をめざす中で編み出した独自の勉強方法を実践し、3年間で9資格に合格。不動産業に関わりながら2019年からYouTubeでの配信を始め、チャンネル登録者数は9万人以上。
資格の学校TAC
著書: 『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』(ダイヤモンド社)
色々な方のYouTubeを見ましたが、棚田さんのが軽快なテンポで見やすく、最終的にルーティーンで毎日見ていました!
30分以上の動画は寝てしまうんだよね〜
根っからの勉強嫌いやねん
棚田先生は早口なのも良かった
点数を取るためには、試験日までしっかり覚えておく事が重要。ではどんなふうにすれば覚えられるかというととにかくアウトプットです!
資格でいうアウトプットは過去問題集を解く事
自己流でやって失敗するのも嫌だったので勝手に親近感を抱いている、棚田さんの大量に覚えて絶対にわすれない「紙一枚勉強法」を購入し、記憶の定着を意識した勉強法に変えました。
棚田:簡単に言うと、「勉強したことを、忘れる一歩前に思い出すこと」。それを計画的に実践する方法で、「思い出す項目」と「思い出す周期」を計画表で管理するものです。これによって、ボリュームの多い内容でもしっかり記憶が定着するようになりました。そこから改めて資格試験に挑戦して、3年間で9資格に合格できたのです。
資格の学校TAC
前日の夜と翌日の朝でワンセット
人は寝ると66%忘れる生き物らしい。半分以上忘れるなんて驚きの事実ですね。
表引用:ツギノジダイ
ツギノジダイ
- 復習しなければ1カ月後にはほとんど忘れてしまう
- 24時間以内に復習すれば、10分の復習で100%の記憶に戻る
そして、もう一つの真実として寝る直前の勉強はゴールデンタイムといって暗記に適しているそう
なので、新しく入れる知識を寝る直前に行い、朝一にもう一度復習する事をルールにしました。
これが凄く効果的で「たった一晩寝ただけなのにこんなに忘れているんだ」と次の日の朝にわかる事が衝撃です。
忘れてる問題こそ覚えるきっかけになる!
失敗こそ学びじゃな
アウトプットメインの時間配分
【問題集を軸に勉強開始】アウトプット7:インプット3
6時起床…前日寝る前にやった問題集をもう一度やる。(この時間違えた問題をチェック)
7時…朝ごはんと家事
8時…0歳児お世話しながら参考書読む(授乳しながら・抱っこしながら)
12時…昼食、その後家事の続き
13時…子供と部屋で遊ぶ(遊びつつテレビでYouTube見て勉強)
15時〜18時…公園へ行ったり、買い物へ行ったり用事を済ませる
18時〜21時…夫婦で夕ご飯、片付け、お風呂、就寝
21時30分まで…0歳児寝かしつけ(イヤホンでYouTube)
23時30まで…過去問題集をしっかり2時間やる
朝1時間、夜2時間の計3時間はしっかりアウトプットすることをルール化
夜の問題集に向けて、何かをやりながらインプットするイメージ
結果がすぐわかるからやり甲斐感じるわ
模擬試験を受けずにぶっつけ本番
出来る事なら学習塾の予想模試を受けた方がいいです。
- 本番は予想以上に緊張するので事前に試験を経験した方がいい
- 宅建は時間との勝負なので、時間配分について対策ができる
- 初見の問題を目の当たりにする事で今の実力が把握できる
合格するためには、予想模試を受ける事は大事な事だと情報を探すと出てきます。どれも納得できる理由だったので、私も予想模試をしようと検索しました。
が、しかし
試験場所へ行き、2時間の試験を受けるとなると5時間は拘束されてしまいます。
0歳児を抱え、なおかつ息子は母乳しか飲まず哺乳瓶も拒否のため、5時間も離れる事は絶対無理だと判断。
受けなかったけど、模試は絶対必要!
特に会場受験がおすすめ、一回やっとくと本番楽になるよ
落ちてもいい本番って感じで
自宅でセルフ模試を実施
どうにも私は出来そうになかったので、市販の予想問題を購入し自宅で実施。
本番同様の気持ちでやると意外と一人でも緊張感をもって行えまました。
ここでの気づきは「本番で実力を発揮できるかが大事」って事です。
アウトプット中心で勉強していたので、実力がついていると過信していました。初見の問題では切り口を変えて出題されるので、本当の意味で理解していないと間違えてしまう事がわかり鼻っぱし折られました。
どなたか宅建講師のお言葉で「予想模試より本番は絶対点数が下がる、ギリギリしか取れていないなら危険信号」という言葉がずっと頭にあり、
ギリギリの点数だった私は直前まで焦っていました。
最後の最後は弱点と向き合おう!
直前3週間は模試漬けっす
最終的に模試で40点超えるレベルでしたが、本番では34点の合格ギリギリボーダーで受かりました(^^;;
本番は絶対点数下がるので覚悟しよう
まとめ
勉強に慣れていない方が、まず1番始めに読んでほしい内容をまとめました。
- アウトプット7割:インプット3割
- アウトプットはしっかり時間確保、インプットは隙間時間
- 寝る前やる+朝やるでワンセット
資格取得は山道のようなイメージです
諦めなければ誰でも頂上まで登れますが、間違った方向へ行くと時間がかかってしまいます。勉強を始める前にぜひ参考にしてみてください。
これから勉強をはじめる方を応援しています!
最後までお読みいただきありがとうございました^^
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