宅建勉強する順番は?独学に効率良い方法と戦略を解説【裏技もアリ】

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こんにちはミニマネーmikaです。プランしないFPとして活動しています。

いざ宅建勉強を始める前にちょっと待てください。独学で勉強するなら順番が非常に大事なんです。

わたし自身1回目不合格、2回目合格。

2回目は、勉強する順番と点数配分を意識することで合格できました。

こんな疑問ないですか

・独学でオススメな順番を知りたい

・分野についてイメージができない

・目標点数の設定がわからない

順番通りやるのはナンセンスです。理由も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

\ 仕事、子育て時間がない/

目次

宅建試験の科目と出題数

宅建は50点満点の試験ですが、科目によって出題数が違います。

科目出題数主な内容
宅建業法20問不動産業の基本的な知識
法令上の制限8問土地や建築につての法律
権利関係14問裁判で使うトラブル事例
税・その他8問税金について
50点の内訳

5問免除ですが、税・その他の「その他」がこれです。このブログではオススメしないの飛ばします。

5問免除とは、お金を払って講義を受ければ5点もらえる仕組み

mika

自力で得点できる難易度です

ぴーすけ

講習代が15,000〜19,000円するんやで

難しい民法が免除になるならこの金額を出す価値はあるかと思いますが、レベル的には宅建業法くらいです。自力で頑張りましょう。

8割とれば確実に合格

50点満点40点(8割)取れれば確実に合格できます。理由は38点〜34点で合格点が推移していて、出題者側もこれくらいになるように調整しています。

満点は目標にせずとも、40点とる勉強をしていれば本番でちょっと落としても大丈夫なので8割を目標にしましょう。

そして、配点は1問につき1点。難しい問題も簡単な問題も同じ1点なら、簡単な問題は絶対に落としてはいけないという作戦が立てられます。

そこで順番が大事になるのです。

順番が大事な理由

・モチベーションが維持できる

・重要な分野に時間をあてられる

・試験直前に難しい分野をやる事で正解率が上がる

独学だとモチベーション維持が非常に重要です。

簡単な科目からやると実力がついてから難しい分野をやるので、挫折しにくいです。

最後に難しい分野をやる事で、記憶が鮮明なうちに試験に挑めるのもメリットです。普段なら正解できない問題も「試験直前にやったから正解できた」という声もチラホラ

難しい問題は取れたらラッキーくらいの感覚で、それ以外の分野は満点とるくらいの気持ちで勉強時間に優先順位をつけましょう!

【結論】宅建業法からスタートし民法は見切るのも大事

ズバリ、この順番がおすすめです。

宅建業法 → ②法令上の制限 → ③税・その他 → ④権利関係(民法)

理由は、宅建業法は満点を目指すから!

法令上の制限、税・その他は9割目標権利関係(民法)は5割でいいです。

権利関係(民法)はハッキリ言って宅建と関係ない問題が多く、出題範囲が非常に広い。

弁護士ドラマで見る「トラブルが発生した際の法律的解釈」が問われます。民法の厄介なところは文法や単語など専門用語が非常に難しく、問題もさっぱり分かりませんし、答えを見ても意味が理解できません。

ここが注意点で、わからないといって時間をかける方が非常に多いです。

そうすると簡単な問題まで手が回らず得点できません。

だから見切る事が大事。他の科目を満点〜8割とれば、民法は5割とれれば合格できるんです。

試験範囲と理解度のイメージ。マルが勉強時間だとすると権利関係は網羅できません

見切るからといって、完璧に手放すわけではありません。ちゃんと策がありますので最後にご説明します。

ますは科目ごとに掘り下げていきましょう。

宅建勉強する順番:①宅建業法

宅建業法は満点を目指す

宅建業法は、不動産業のマニュアル的な内容なので一番とっつきやすいです。

例えば、会社の人数によって宅建士の必要な人数が変わりますが、その定義は?などルールが問われるので、暗記がメインになります。

配点も20点と出題が多いため、しっかり覚えていれば取れる分野です。

とは言っても、簡単な暗記ではありません。

近年は宅建業法も難易度が上がってきてますので、早い段階からスタートして理解度を高める事が大事。他の科目を勉強する時も同時並行でやることが満点への近道です。

mika

勉強楽しいと思える難易度です

出題される問題問題数
宅建業法19問
住宅瑕疵担保履行法1問
合計20問
宅建業法の配点

宅建勉強する順番:②法令上の制限

法令上の制限は9割を目指す

次は法令上の制限になりますが、より難易度の高い暗記力が必要になります。

理由は、問われた事がイメージできないと暗記できないレベルだからです。暗記だけでクリアできた宅建業法と違い、こちらは理解力+暗記が必要になります。

地域を覚えたり

国土交通省より

区域を覚えたり

国土交通省より

イメージができていないと、暗記するにも難しい分野です。まずは表や実際の写真など見て、理解を深めてから勉強する事をオススメします。

出題される問題問われる数
都市計画法2問
建築基準法2問
農地法1問
国土利用計画法1問
宅地造成規制法1問
土地区画整理法1問
合計8問
法令上の制限の配点

この分野のポイントは、きちんとイメージができれば暗記は簡単です。

イメージ+暗記で乗り切りましょう。

mika

苦しいのは最初だけであとは暗記のみ

ぴーすけ

文字より写真で見たら一発で理解できるで

宅建勉強する順番:③税・その他

税・その他は9割を目指す(落とせない理由あり)

税・その他が落とせない理由は、5問免除があるため他の受験生が点数を取ってくるからです。

免除問題は比較的簡単なので、落とさないよう勉強しましょう。

注意してほしいのが、税は深掘りすると時間が足りなくなるので、確実に出る問題をますばしっかりやりましょう。

統計は毎年答えが変わります。流す程度で、試験直前にYouTubeなどで情報を入れる事をオススメします。

出題される問題問われる数
国税1問
地方税1問
不動産鑑定評価基準、地価公示法1問
景品表示法1問
統計1問
土地、建物1問
合計8問
税・その他の配点
mika

5点は絶対あと2点は取りたい

ぴーすけ

免除問題はおとされへんで〜!

宅建勉強する順番:④権利関係(民法)

権利関係(民法)は5割を目指す

権利関係(民法)は講師でさえ「深掘りしなくていい」「捨ても構わない」と言われる分野です。

理由は、弁護士、司法書士、行政書士試験と同じ内容なので難易度が非常に高い。

民法が難しい理由

登場人物が多い

回りくどく問題文が長い

毎年奇門、難問がある

わたしが受けた宅建試験での奇問はこちら↓(登場人物が多い上に、連れ子をどう考えるか)

Aには死亡した夫Bとの間に子Cがおり、Dには離婚した前妻Eとの間に子F及び子Gがいる。Fの親権はEが有し、Gの親権はDが有している。AとDが婚姻した後にDが令和6年7月1日に死亡した場合における法定相続分として、民法の規定によれば、正しいものはどれか。

宅建試験ドットコム(R3年10月試験)

周りくどい問題がこちら↓(敷金を返すタイミングを聞いているだけ)

賃貸人は、特別の約定のないかぎり、賃借人から家屋明渡を受けた後に前記の敷金残額を返還すれば足りるものと解すべく、したがって、家屋明渡債務と敷金返還債務とは同時履行の関係にたつものではないと解するのが相当であり、このことは、賃貸借の終了原因が解除(解約)による場合であっても異なるところはないと解すべきである。

過去問徹底!宅建試験合格情報(R3年10月試験)

法律系の学校か、司法試験の経験者はべつですが、宅建試験独学の方だと民法が一番の挫折ポイントになるのは間違いありません。

権利関係がなぜ最後なのか

1番の理由は「ここまで来たから意地でも乗り越えよう!」と思えるからです。

ゴール目前まできたのに諦めるなんでできません、難しい民法も食いしばって頑張れます。

mika

権利関係を途中にしたときはモチベダウンしました

ぴーすけ

1回目の宅建不合格したときな

徐々に難易度を上げていく順番なので、権利関係に到達するまでには確実に成長しています。

なので権利関係は最後がオススメです。

権利関係が最後の理由

これが最後たと思うと頑張れる

レベルアップした時に学習できる

他科目は絶対に落とせないから

裏技:権利関係を確実に7点とる作戦

捨てもいいからといって完璧に捨てしまってはいけません。

ここでの裏技は、最低7点はとる勉強はおさえておく事。

出題される問題問われる数
民法10問
借地借家法2問
区分所有法1問
不動産登記法1問
合計14問
権利関係の配点

民法以外の法関係は満点めざし勉強しましょう。

理由は借地借家法、区分所有法、不動産登記法は必ず出題されるからです。民法に比べると範囲も狭く、暗記で乗り切れる知識のため、きちんと勉強すれば得点に繋がる分野です。

「権利関係が難しくて挫折しそう」

「勉強時間が少なく手が回らない」

といった方でも、民法は捨てこの分野に集中すれば合格も難しくありません。

繰り返しになりますが、民法は司法試験レベルの範囲で問われてきます。宅建で網羅しようとするとメンタルも時間も費やす事になりますので注意しましょう。

よーく意識してね

民法は難しいですが、過去問を繰り返しやることで理解できたり、何回も出てくる問題もあります。

過去問には重要度が示されていますので、Aランクの問題は完璧に仕上げるのも民法で得点するコツです。

民法を理解するコツ

この分野のやっかいなところは、問題を解く以前に法律用語を理解し暗記する点です。

他の科目ならこの段階でOKだったところ、民法だとさらに「この場合は…どうなる?」と問われます(クイズ番組の「答えは〇〇ですが、ではこの場合は..」みたいな笑)。

ですが、想像力を働かせるとそう難しいことはありません。

身近に起こりうるトラブルの法律なので、何回も触れることで「わかってきた!」という感覚になります。

まずは状況を整理する事が大事なので、必ずイラスト(殴り書きでOK)を書いてから問題にとりかかりましょう。

ポイントは、自分ごとに置き換えて想像する事です。登場人物も身近な人に当てはめると理解度が深まります

民法長文は区切れば解ける

民法は文章が非常に長いです。

どこを読んでいるかわからなくなるので切の良いところで区切るのもオススメ。

重要な言葉が出てきたら、まるで囲むとより整理しやすいですよ。

こんなお悩みないですか?

そもそも仕事が忙しく、手いっぱいという方もおられるかと思います。転職目的で資格の勉強を考えているなら、この機会に時間の確保を考えるのも有効です。

働いている方だと雇用保険に加入していますが、正しい知識で正式な手続きを行えば給付金を受け取る事ができます。失業手当をもらいながら、キャリアアップに向けて時間を手にいれることも可能です。

私自身の話ですが、本意ではない会社で働くよりさっさと失業手当もらえば良かったと痛感した経験があります。

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まとめ

宅建の独学では、勉強する順番が非常に大事です。

順番が大事な理由

モチベーションが維持できる

重要な分野に時間をあてられる

試験直前に難しい分野をやる事で正解率が上がる

もし民法が全く理解できなかったとしても、それはあなただけでなく他の受験生も同じです。

であれは、他の科目を固めておく事が重要ではないでしょうか。

難易度は関係なく1点は1点です。順番だけでなくメリハリある勉強もぜひ意識してくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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